旅立ちの日に

みなさんこんにちは、ミーコでございます。

立春が過ぎ、ほんの気持ち暖かく感じるようになりましたが、

お元気ですか?最近娘がインフルエンザになったのですが、

ミーコに感染することはなく、「やっぱりミーコは馬鹿なのか?」と

思ったりしている今日この頃でございます。

さてさて、タイトルの「旅立ちの日に」ですが、これを見て何か

思い出す事がある方は、ミーコより随分若い方だと思われます。

昨日、「題名のない音楽会」を視た時にミーコは初めて知りました。

卒業式で歌われる歌のベスト10というテーマで構成されており、

翼をください、巣立ちの歌、蛍の光仰げば尊し贈る言葉・・・

懐かしいですよね〜。その3位にあったのが「旅立ちの日に」だった

のです。この歌は、1991年に埼玉県秩父市立影森中学校の先生によって

作られたそうです。当時の校長だった小嶋登氏が、荒れていた学校の

再生に向けて、「歌声の響く学校に」と合唱を取り入れて3年目に、

その集大成として小嶋氏が作詞をして音楽教諭の坂本氏が作曲をして

教諭から卒業生に送る歌として披露されたのが初演。

この時、小嶋氏は定年退職。その後、周囲の小中学校をはじめ、1998年

頃までに全国の学校で歌われるようになり、SMAPを始めとする

多くのアーティストによってカバーされるほどになったそうです。

番組では当の小嶋氏も出演しており、子供たちの勇気を望んで

メッセージにしたつもりだったのが、自身が第二の人生を歩んで

きた自分へのメッセージにもなったとコメントされていました。

さてさて、なぜにミーコがこのブログで紹介したかったのかと

申しますと・・・・・

まず、一人の教師の行動がここまで波及する事の凄さに感銘した

ことは言うまでもないですが、実はミーコも高校卒業時にコーラス

部の記念品として合唱曲を作ってCDにしたり、結婚式の時に

妻の母に対しての曲を作ったりした経験があり、今振り返ると

作詞や作曲編曲など、今考えたら無謀な事を短期間でよくやり

遂げたなと昔のミーコに対して驚いた事ですね。

大人になると色々と考える癖がついてしまって、行動を起こす

までに時間を要しているようで、かえってそれが邪魔になったり

している事が少なくありません。これを機会に即行を実践したいと

思います。

それからそれから・・・このブログを書く為にネットで色々調べて

いたら、昨日のOAがあちこちで取り上げられてて更に波及する

機会になったように感じます。今回のようにテレビでOAされた

事が過去にあったかどうかはミーコは知りませんが、プロの

演奏家で構成されている演奏で合唱される機会はそんなにないと

思います。ましてや、作者が素人だとなおの事です。

ミーコが驚いたのは、小嶋氏が登場した時にテロップに、

1/20に小嶋氏は逝去されたと流れたことでした。

後にわかったのですが、急性心筋梗塞だったそうです。

テレビの収録がどれくらい前にされるかはよく知りませんが、

このタイミングでこの世を去るなんてことを目の当たりにすると、

人間(ひと)にはそれぞれ、役目みたいなのがあるんじゃないかと

考えてしまいます。ミーコはどれだけ世の中に役に立っているかは

よくわかりませんが、できることをただ只管に続けることが肝要

なんだなと再確認する機会になったと思います。

小嶋氏のご冥福をお祈り申し上げます。